最近、妻の作るカレーライスがおいしい。こども達もぱくぱくと食が進むんです。
カレーって前の日に作って、次の日に食べるカレーは熟成されていて更においしいですよね。
いつも大量に作り冷蔵庫で冷やして保存しています。
でも、妻には言えないんだけど、なんだか腹の調子が良くないことが多い。気のせいだろうか。
熟生カレーライスは危険?
ウェルシュ菌
出典 食品衛生の元:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/uerusyu.html
最近、給食で食中毒が起きています。この原因がウェルシュ菌とよばれる細菌が原因とも言われています。
特に、シチューやカレーライスなど前日に大量に作り、室温で放冷した時などに菌が増殖するようです。
このウェルシュ菌による症状は、下痢や腹痛です。
って、もしや?、いつも?カレーの時にお腹を壊すのって、ウェルシュ菌が原因ではとの憶測が飛び交います。
ウェルシュ菌は、野菜、食肉、魚介類など幅広く検出されています。また熱に強く、酸素を嫌います(嫌気性)。
熱に強いのは芽胞と呼ばれる殻を纏って熱から身を守るためです。そのため、酸素が少ないカレーなどの中心部でじっと身を潜め、熱処理すると他の菌は死滅しますがウェルシュ菌だけは生き残っていて、放冷すると適度な温度で増殖し始めるのです。
増殖は、10分で分裂する勢いで増えていくそうです。10分毎に2倍増えるので、
1時間後には6回分裂するので、26=64倍、
3時間後には26万倍!
6時間後には、なんと680億倍!
もはや、カレーではありません。
ウェルシュ菌の予防
このウェルシュ菌は、特殊な殻で身を守っているので、熱処理では殺菌できないのが厄介です。
では、一晩寝かしたカレーライスはもう食べられないのでしょうか?
出来る限り、その日の内に食べきるのが最も望ましいのですが、ウェルシュ菌は、低温では育たないため、熱調理後に冷蔵庫で保冷することで、ウェルシュ菌の増殖を抑えられるようです。
また、酸素を嫌うので、大きい鍋で保存するより、小分けして保存することで、増殖を抑制する効果があるとのことです。
ウェルシュ菌は、完全に防止することは難しく、健康な人でも10~30%は保菌しているようです。
うちは、毎回冷蔵庫に冷やして保存していますので、ウェルシュ菌カレーにはなっていないのかなと思います。
まとめ
早めに食べる、冷蔵、小分けにするがウェルシュ菌には有効です。
これでウェルシュ菌との上手な付き合い方が分かったので、これからもおいしいカレーライスを頂けそうです。
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