履歴書など書類審査を突破して、次は面接だ。企業が欲しいと思う人材は、どのような人材だろうか?今ままでの経歴や実績だけが全てだろうか?前職が大企業であれば、評価は高いのだろうか?
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面接では自分をどのように見せたら良いのか、これから就職・転職する人は、一度真剣に考えて見てもいいだろう。
企業が求める人材は、決して前職や経歴だけを見ているわけではなく、その人の人間性や資質を重視しているはずだ。具体的には一体どのような人材を求めるのだろうか。
企業が欲しいと思う人材
企業は、好奇心、成長意欲や学習意欲、積極的な行動や型にはまらない思考力などを判断して採用したいと思っているはずだ。ただ、こういった人間性や考え方を面接で判断するのは非常に難しい。
また、管理職などに求められる決断力は、時にストレスやプレッシャーが付き纏う環境下でも、いかに迅速に適切な判断を下せるのかが重要になってくる。
管理職に限らず、このような決断力というものは企業が求める人材には必要なのだ。
どうすれば効果的に思考力や決断力を伝えられるだろうか?
では、企業はこのような性格や性質をどのように明確化して判断するのだろうか?
あなたが面接官だと思って考えて見て欲しい。
自分のことを淡々と経歴や実績だけを述べる者と自分をプロフェッショナルに魅せている者や自分の強みを的確に効率よく説明する者を見て、どちらが魅力的に感じるだろうか?
やはり後者の方が、良いに決まっている。
つまり、自分を客観的にみて、的確に、論理的に、わかりやすく、自分の強みを効果的に伝えること。
自分をいかによく魅せる力は、プレゼンテーションスキル
自分をいかに良く魅せる努力
面接を受ける者が、自分をいかに良く魅せる努力をする人は本当に少ない。
自分の経歴や実績を説明するにしても、淡々と自分史を述べているだけでは、何の意味もない。
自分の経歴や実績は、そのままではつまらない経験や実績かもしれないが、説明によっては十分プロフェッショナルであって素晴らしく思えることかもしれない。
自分の説明次第で、自己PRや経歴や実績は石ころでしか見えないものが、ダイヤモンドにも見せることが可能だ。
重要なのは、自分がいかにプロフェッショナルに見える努力と見栄えを良くする努力をするかということだ。
はっきりと自分の意見を述べる
なぜか同じクラスや同じ出身、同じ体験をしたもの同士の間では気が合う仲間であったり、言葉が無くても通じ合えるということはないだろうか
日本では特にこういった文化が進んでいる。日本ではハイコンテキスト文化といい、言葉で伝えるよりも、阿吽の呼吸を好む文化で、自分の意見を積極的に述べる文化ではない。
また、周りの人の目を見て行動する、いわば周りの空気を読むのだ。
”質問はありますか?”と聞かれても、誰も質問をしない。
周りの意見に合わせて、自分の思っていることではないことを良しとする。
こういった文化が、はっきりと自分の言葉で意見を述べることができない人を多くしている。だが、企業側としては、積極的に自分の意見を述べる者を好む。
企業が求める人材として、自分の意見を持ちいつでもはっきりと述べることができる人が今求められている人材なのである。
効果的に伝えるスキル
どんなモノやサービスを売るにせよ、自社の製品の最高のものを売る機会はあると思う。しかしながら、伝えたいことを効果的に伝えられないようでは、売れる物も売ることはできない。
伝えたいことを効果的に説明する手法やスキルが必要である。こういったプレゼンテーションスキルを企業は求めている。
効果的に物事を伝える方法
効果的に物事を説明するするには、ただ闇雲に説明していては支離滅裂となって説明が破綻してしまう。
常に話すことを論理立てて、設計図を立てることで、伝えたいことを効果的に伝えることが可能だ。
曖昧な答え方をしないで、自信を持って自分の意見を伝えることは特に重要だ。きちんと自分の話す内容を順序立てて結論から述べることと、その結論の背景を簡潔に後から説明することを気をつける。
この話し方は、特に欧米では言語に頼った文化で、相手に伝えたいことを効果的に伝えるための話し方だ。
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日本人は論理的に話をするのが苦手。。。
論理的に話をすることは日本人は苦手である。日本は、曖昧な表現をしたり、阿吽の呼吸や少ない言葉で伝えようとしたりする文化だ。
日本人の話し方の傾向として、
- 結論がはっきりしない
- 話がごちゃごちゃと纏まりがない
- 論理的な表現が苦手
など話しの聞き手が話しを正確に整理出来ない
これを一気に解決するのが、アウトライン化である。
アウトライン化
話す内容をまず頭で簡略化してみる。何を話したいのか。話しの設計図の構造化を行うのだ。
- まず、話の全体内容の要約、ポイントを3つ、多くても4つまでにまとめ、それぞれに見出しをつける。
- 次に、効果的に説明するには、説明の内容から、時系列的に並べる、または理解しやすい順番に並べることで聞き手が正しい情報を正しい順番で理解出来るようになる。
- 各ポイントごとに具体的に説明を加える
- 最後に、まとめとして、伝えたいことを繰り返して話しを終える
このアウトライン化で、聞き手は話しの全体像を捉えて、ポイントを最初に理解できる。また、話し手は、話す内容から逸れて余計な情報などを伝えることを防ぐことができる。まとめの部分では、伝えたいことをリピートすることで、聞き手にアピールし伝えるべき内容を効果的に聞き手に伝えることができるのだ。
伝えたいことの情報の劣化を防ぎ、冗長な部分を省き、また聞き手の情報の理解をより正しく理解させることができるのだ。
まとめ
企業の求める人材は、成長意欲があり、型にはまらない思考力を持っていること、伝えたいことを効果的に伝えるプレエンテーションスキルを求めている。
こういったプレゼンテーションスキルは、一朝一夕に得られるものではないが、そのヒントをご紹介した。常に向上心を持ってこういったスキルを伸ばしていきたい。