外資系企業の求人に応募したいが、気になるのは英語での面接ではないだろうか?
帰国子女で英語がペラペラなら問題は無いのだろうが、普通の日本人はそうはいかない。
外資系企業の面接事情
では、実際に外資系企業の面接は英語なのだろうか?
これは、ケースバイケースだ。
比較的大企業であれば、英語面接は無いケースが多い。だが、企業はやはり英語能力を知りたいために、英語のテストを課したり、日本人同士ではあるが担当部署のものと英語での会話や英語での自己紹介をさせる企業がある。
採用したが、本社との英語によるコミュニケーションがままならないでは本末転倒であるためだ。
あるいは、採用部署の部長が外国人であれば、必然的に英語面接となるだろう。
経験上、スタートアップなどの小さい企業は、採用するにあたってその企業の本社の人事や採用部署と電話による面接をする企業が多い。最近は、Skypeによるビデオ面接なども行われている。
当サイト管理人の実際にあった面接を紹介
当サイトの管理人である私が勤めていたオランダ企業では、なんと最終面接をオランダで直接会って面接を行っていた。
もちろん渡航費は、会社側が負担していたのだ。
その会社のオランダの人事と話したとき、電話では得られないその人の態度や表情、実際会うことで応募者の本当の内側が見えるのだと言っていたのを覚えている。それだけ実際に会って話しをしたいという思いが強いのだろう。
また、私は、以前アメリカ系企業に勤めていた時に、アメリカへの異動希望を出したことがある。その時は、アメリカでのトレーニングなどに合わせて、現地で英語面接を行ったのだ。実際に会って面接をする要求は今でもあるのではないだろうか。
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英語面接で必要な英語力
そもそもどのくらいの英語力が必要なの?
実際、外資系企業ではみんな英語がペラペラかというとそうでもない。
むしろ中学英語程度の人が大半を占める。ペラペラ話せるに越したことはないのだが、大事なのは、積極的に自分の意見を発言することである。
合わせて読みたい
興味がある人は、以前の記事『外資系企業とはどんなとこ?』でも外資系企業の裏側を紹介しているので、参考にして欲しい。
特に、アメリカ系企業では個々人の意見を直接指名して聞いてくる程だ。
中学英語でも積極的に話せる人か、相手の話している内容を理解しようという姿勢があるかがもっとも重要だ。
外資系企業での英語力は、完璧に英語を話す力やテストでの点数を取るための英語力などではない。自分の言いたいことを積極的に話せる力が必要なのだ。
中学英語でも積極的にスピーキングする力があれば、外資系でも成功するだろう。
参考書をみるよりも、どんどんネイティブスピーカーと話すことが何よりの近道だ。
TOEICの必要性
言わずもがなTOEICの点数はあった方が断然有利だ。
ただ、当サイト管理人は、TOEICは持っていないが、初めて就職した外資系企業、そして転職を転々と5社を渡り歩いたが、TOEICの点数が無いからと言って転職できなかったことは無い。
うち4社は英語面接を行い、1社は日本語だけの面接でしかも英語のテストもなかった。TOEICの点数を聞かれたこともあるが、受けたことがありませんと答えてきた。
それでも、面接をくぐり抜け採用されてきたので、TOEICは必要かと言われるとそうでも無い。しかし、TOEICの点数があった方がもちろん有利であったはずだ。
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TOEICの点数
TOEICの点数は、ある程度その人の英語力を測ることができるが、話す力を測るのは難しい。
いくらTOEICの点数が高くても積極的に話すことができない、話すことに抵抗があるのでは意味がない。
実際、点数としては、私は受けたことがないが、周りの人の英語力と点数を聞いてきて判断すると、700〜800点程度あれば、自分の言いたいことを伝えられる英語力はあると思われる。
あとは、英語でどれだけ会話したか経験が必要だと思う。
英語面接の練習
チェックポイント
外資系企業に転職をする場合には、外国人エージェントを積極的に使って見たい。
理由は、英語で自分の経歴や強みを伝える練習になるためだ。
やはり英語での面接は緊張するが、外国人エージェントと事前に打ち合わせをすることで英語の練習ができることと、外国人エージェントから英語面接のノウハウを得ることができる。
また、そこで英語力が示せると、外国人エージェントは様々な案件を自信持って紹介してくれるのでおすすめだ。ただし、外国人エージェントは誰でも良い訳ではない。できれば、既に良いと分かっているエージェントを使いたい。
外国人エージェントでなければいけない訳ではなく、もちろん日本人のエージェントでも良い。日本人であれば、英語面接でのコツや注意点を日本語で確認できる点はやはり安心だ。
リーディングよりやはりスピーキング
TOEICの点数も重要だが、前述したがやはりスピーキングが最重要だ。英語面接を行う企業は数ないとは言え、最近ではSkypeを使用した本社人事部や担当部署との英語による電話面接を行うところも増えてきた。
独学ではやはり限界があるのは確かだろう。
そこでおすすめしたいのは、オンライン英会話だ。
特に、イングリッシュセントラル(100%コミット英会話【englishcentral】)
では、通常テキストなどの教材を使用するのが一般的だが、動画による教材を使用していることも特徴的だし、プランによっては英会話レッスン回数が無制限なプランもある。それでいて利用料金もリーズナブルだ。
英会話は、話す内容や両者の共通点が無いと、話しづらいものだが、動画の内容をトピックスとして扱うので、スムーズな英会話が楽しめ、話すことに困るような状況になることは無い。
私も、実際に使っているが、イングリッシュセントラルは、レッスン中の会話を録音して、後からその会話がどうだったか評価をしてくれる。単語・文法のミスや聞き取りやすかったかなど、もちろん、自分の会話の録音を聞くこともできる。
英語面接のコツ
自信を持って答える
さて、本題に戻ろう。実を言うと英語面接におけるコツと言うものがある。
それは、曖昧な答え方をしないで、自信を持って自分の意見を伝えることが特に重要だ。ただし、きちんと自分の話す内容を順序立てて、結論から述べること。その結論の背景を簡潔に後から説明するのだ。
この話し方は、欧米ではローコンテキスト文化(特に言語に頼った文化)であるので、言葉できちんと伝えることで互いの思いを伝え合うことが重要なのだ。
参考 ローコンテキスト文化
ローコンテキスト文化は、主に欧米の文化で言葉による意思疎通を重視した文化である。逆に、日本ではハイコンテキスト文化だ。共有の体験や知識経験に頼る文化で、いわば同じ出身同士や同じ体験をしたもの同士の間では言葉がいらない、無くても通じ合えるような文化である。
質問が理解出来ないとき
いきなりだが、英語での面接で、相手の言っていることが分からない時、あなたはどうしているだろうか?
分からない時は、きちんと分からないと表現したほうが10倍いい。
いちいち分からないと言って話が進まないのは良くないが、きちんと理解して答えた方が良いのである。質問が毎回分からない、全く分からない場合は、もう少しリスニングを鍛える必要はあるだろう。
理解できなかった時
直接分からないと伝える
理解できなかった時や聞き取れなかった時、
I didn't understand your last sentence.
などのように直接相手に伝えよう。
あるいは、
自分の言葉で確認してみる
ある程度分かっている場合には、分からない部分を自分の言葉で理解を尋ねてみることをおすすめする。
そうすることで、自分の理解を確認できるし、相手も積極的に理解しようという姿勢を評価してくれるだろう。
英語面接で聞かれること
英語面接では、どんなことを聞かれるのか?
はっきり言って、英語面接だからと言って、日本語での面接と大きくは変わらない。
基本的には、
自分の経歴や自己PR、どんな経験があるのかと言ったことから、仕事に全く関係ない趣味やアフターファイブの過ごし方など様々だ。
チェックポイント
外国人管理職との英語面接では、特に重要なことは、
- 自分の意見をはっきり伝えること
- 相手と自分と言葉のキャッチボールを重視すること
が重要だ。アメリカ系企業では特に相手の意見を聞きたがる傾向にある。
英語のレジュメ(履歴書)
以前の記事でも英語の履歴書の書き方を紹介している。実際に履歴書を書いて実践してみよう。
参考 『これであなたも外資系に転職!英語の履歴書を作る10の注意点』
英語の履歴書は、できれば1枚にまとめたい。企業の人事や担当者は、数ある履歴書から気になる人材を見つけ出すのに、1枚の履歴書に平均6秒しか時間をかけない。2枚目以降はほとんど見ないのが実情だ。
履歴書はできる限り1枚にまとめ、自分の経歴(前職)や実績が簡潔に、かつ目立つように各工夫をしよう。
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まとめ
英語面接の内容は、日本語での面接と大きくは変わらない。自分の意見をはっきり伝えることや相手との言葉のキャッチボールが重要だ。
相手の質問が分からない時には、思い切って分からないと伝えることや自分の言葉で確認してみることも良いだろう。
TOEICは必ずしも必要なものではないが、有利に働くことは間違いない。
外資系というだけで自分には無理だと思う前に、一度挑戦して見てはいかがだろうか?
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