今の子どもたちは、生まれた頃からデジタル機器に囲まれ、スマートフォンも身近なものになっています。
この記事では、子どもにスマホを持たせたいけど、安全なのかしら?今、子どもがスマホを使っているけど、なんだか心配、、、
いつもスマホばっかりで勉強しないし、ずっと動画を見ているし、ゲームしてるし、スマホなんて渡すんじゃなかった、なんて思っている親御さんに是非参考にしてもらいたいと思います。
子どもにスマホを使わせる時に、子どもの安全を守り、かつ、子どもスマホの利用を制限したり、管理したりする方法をご紹介します。
この記事は画像を多く使い、アプリの使い方を説明しています。そのため、スマホでの閲覧は、画像の表示に時間がかかることもあります。Wi-Fi環境でご覧になることをおすすめします。
LINEモバイルなら子どもの見守りや制限が無料で使えるんです!
この記事では、子どもに対するインターネットの脅威やセキュリティを踏まえて、LINEモバイルのiフィルタの使い方を説明していきます。
もし、子どものSNS見守りサービスに興味がある場合は、下↓の記事で紹介しています。是非、参考にして見てください。
-
【Filii】SNSいじめから子供を守るアプリの評判と実際に使ってみた
現代の子ども達は、小学生で既にスマホを持つデジタル時代になっています。昔の小学生といえば、公園で鬼ごっこやサッカー、野球などで子ども達のコミュニケーションが図られてきました。 最近では、家に集まってみ ...
子どもがスマホを使う機会が増えている
最近、携帯電話の性能が飛躍的に向上し、なんでもスマホ一つでできるようになりました。インターネットやメッセージ、動画、デジカメ機能、ゲーム、メディアプレイヤーなどなど。
一昔前までは、インターネットやメールと言えば、パソコンが主流でしたが、スマホは誰でも簡単に使えるので、小学生から高齢者まで幅広く利用者が増えています。
そんなスマホを子どもに持たせる機会ってどんどん増えてきていますよね。
例えば、塾などの外出時の安全のためや、よくあるのは子どもをあやす代わりにスマホを渡してゲームをさせたり、動画を見せたりと言ったことが普通になっています。
安全のためにスマホを持たせている
今や小学生の3割が携帯電話やスマホを持っていて、中学生は5割、高校生になると9割を超えます。

出典:内閣府 平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
特に高校生では、外出時の安全という理由もありますが、高校受験合格のご褒美や、みんな持っているからとか、友達とのコミュニケーションのために買ってあげると言った親御さんが多いようです。
これは決して悪いことではなく、むしろそれが自然だし便利なツールはどんどん利用すべきです。
一方で、スマホには様々な危険が隠れています。
子どをあやすためにおもちゃ代わりに渡したら。。。
子どもをあやすために、スマホを渡してゲームさせたり、YouTubeなどの動画を見せたりしたことってありませんか?
でも、スマホを渡しっぱなしにしていたら、すぐに使いこなしちゃって、ゲームをするのはお手の物、YouTubeを見たり、小学生の高学年になると、インターネットを見たりすることも楽々とこなしてしまいます。
そして、知らないうちに、想定外の動画サイトを見ていたとか、無料ゲームを勝手にインストールしたり、ネットショッピングをしていたなんてことも。。。
でも、もっと怖いのは、子どもが自分のスマホを持つようになって、事件に巻き込まれることが増えています。

出典:警視庁 主なコミュニティサイト別の被害児童の推移 https://www.npa.go.jp/cyber/statics/h28/h28_community_shiryou.pdf
10年前では、出会い系絡みで事件に巻き込まれることが多かったのですが、最近ではSNSをきっかけとした事件が多発しているんです。
子どもが安全に利用できて、そして使用を制限する方法
前置きが長くなりましたが、子どもがスマホを持つようになって、子どもの安全を守るのは親の責任です。
でも、なんでもかんでも、あれはダメと言うのではなく、スマホのいいところ、便利なところはどんどん利用しちゃいましょう。友達とのコミュニケーションや、ゲームなどの娯楽も時にはストレス発散になります。
そして、子どもの安全のために、スマホを活用しましょう。
そのためには、親が子どものスマホの利用をきちんと制限したり、管理してあげることが大事です。
iフィルター
子どものスマホを制限したり、管理するソフトをフィルタリングソフトと言います。子どものスマホ利用で意図しない悪意のあるサイトへのアクセスやネットに潜む危険を防いでくれるソフトです。
フィルタリングソフトの中でもおすすめなのが、「iフィルター」と言うアプリです。
そして、買い物中や会社からでも、子どもの安全を見守ることもできるんです。
iフィルターが無料で使える格安スマホは、LINEモバイル!
これから子どもに格安スマホを買ってあげようと思っている人は、「Lineモバイル」がおすすめです。なぜなら、このiフィルターは、格安スマホの「Lineモバイル」だと無料で使えるんです。
その他の格安スマホでももちろん利用することができますが、有料オプションとなります。
ここからは、LINEモバイルでのiフィルターの使い方を詳しく説明していきます。
他の格安スマホでも参考にしていただけます。
LINEモバイルとiフィルターの申し込み方法
LINEモバイルの必要なプランが決まったら、「このプランで申し込む」をクリックします。

出典:lineモバイル 子どもに持たせる初めてののスマホ
このあとに、通常申し込みをクリックしたあと、回線の種別を選択します。
端末とセットの申し込みか、SIMカードのみ(以前使用していたスマホを活用する場合)をクリックしていきます。

出典:lineモバイル オプションの申し込み
ここでのオプションの申し込みには、iフィルターのオプションはありませんが、気にせずそのまま進みます。iフィルターは、この次の入力画面で出てくるので、ご心配なく。
iフィルター以外に必要なオプションがあれば、ここでチェックします。
これは子ども向けのプランなので、選べるオプションが少ないのですが、他のプランを選択すると、選べるオプションが多くなります。
次に進みます。

出典:lineモバイル「お客様情報入力」
「お客様情報入力」には、もちろん親であるあなたの名前や住所、生年月日、電話番号、メールアドレス等を入力します。
iフィルターの申し込み

利用者設定
「お客様情報入力」欄の下に、「利用者の設定について」という欄があり、ここで「利用者と契約者が違います」を選択します。

出典:LINEモバイル フィルタリングオプション申し込み
すると、「利用者の情報入力」欄が開くので、子どもの名前、性別、生年月日を入力すると、18才以下の場合に自動的にiフィルターの申し込みが出てきます。
あとは、必要情報を入力後、申し込みを完了します。
LINEモバイルのiフィルターの設定方法
次に、子どものスマホにiフィルターを設定していきます。
設定の流れは、
- 子どものスマホにiフィルターをインストールする
- LINEモバイルのマイページに記載されたフィルタリングアプリコードを入手
- iフィルターにフィルタリングアプリコードを設定
iフィルターのインストールは注意!!
まずは、子どものスマホから、iフィルターをインストールします。
LINEモバイルのマイページにアクセス
LINEモバイルのホームページ右上にあるマイページにアクセスしてログインします。
ログインのユーザーIDとパスワードは、申し込み時に自分で設定したものを使用します。

出典:LINEモバイル マイページにログイン

出典:LINEモバイル プランオプション確認
マイページにアクセスすると、左側に利用状況、契約内容等の確認ページへのリンクがあります。契約内容確認/変更のプラン・オプションをクリックします。

出典:LINEモバイル フィルタリングアプリコード
右側にプランとオプションの契約状況が表示されます。その中に、少し下の方にフィルタリングオプションという項目があります。ここに、iフィルター用のフィルタリングコード(シリアルID)が記載されています。
このフィルタリングコードを後ほど使用するので、メモしておきます。
iフィルターアプリのインストールは、ここにあるQRコード、またはURLにアクセスしてインストールします。
LINEモバイルの無料オプションのiフィルターは、ここからインストールしないと無料で使用できないので、注意が必要です。
iフィルターインストール画面

iフィルターのインストール(Android端末からインストールの例)
この画面は、Androidスマホで、先ほどのQRコードのURLにアクセスしたところです。
この画面の「Android端末でご利用のお客様はこちら」からiフィルターをインストールします。
iフィルターにフィルタリングアプリコードを設定
iフィルターをインストールして、初めてアプリを開始すると、次のように端末管理設定を促されます。

iフィルターの起動

iフィルタ起動した時の画面
これは、子ども達が、iフィルターを勝手に停止したり、削除したりできないように、端末の管理者設定をすることで、iフィルターに関する設定を変更できないようするためです。
これで、ようやくインストールが完了しました。
iフィルターにフィルタリングアプリコードを設定

フィルタリングコードの入力
次に、フィルタリングコードを設定します。LINEモバイルのマイページで入手したフィルタリングコードをここに入力します。
これで、子どものスマホ側の設定は完了です。
おすすめ機能と設定方法
次に、iフィルターのおすすめの機能と設定方法を紹介します。少し長くなりますが、お付き合いください。
iフィルターの設定や外出先からでも自分(親)のスマホから管理したり、制限したりすることができます。
管理者ページログイン
iフィルターのサイトにアクセスして、管理者ページにログインします。ここから、PC版の画面で説明します。ただし、スマホ版画面でも同様の設定が可能です。

管理者ページにログイン
おすすめ設定〜その1〜 システム設定の保護

システム設定

システム設定の保護
「システム設定の保護」をすることで、子どもスマホでシステム設定関連の項目が制限されます。細かい設定はできなくなりますし、iフィルターアプリの削除もできなくなります。
子どもが勝手に削除することを防ぐことができるので、「システム設定の保護」は必須です。
最後に設定を保存します。
おすすめ設定〜その2〜 Webフィルタリング
おすすめの設定2つめは、やはりインターネットの閲覧制限です。ほとんどの親はウェブのフィルタリングは行なっているようです。
先ずは、利用者情報の編集で、子どもの情報を入力します。

フィルタリング設定

利用者情報の編集

ウェブフィルタリング設定
あとは、自動的に学年が選ばれ、上記のケースだと小学生になります。ウェブフィルタリングのカテゴリ設定も自動的に適切な設定にしてくれます。
小学生の設定では、購入ページのブロックは、最初から有効になっています。
おすすめ設定〜その3〜 アプリ制限、利用時間制限
あと人気の設定は、アプリの使用を個別に制限することができます。また、スマホの利用時間を30分単位で細かく制限できます。

フィルタリング設定

アプリフィルタリング設定

アプリフィルタリング設定
アプリのフィルタリング設定は、基本的に自動的に学年のカテゴリに適したフィルタリング設定にしてくれます。
それでも、個別に設定したい場合には、左下の「インストール済みアプリの個別詳細設定」から行うことが可能になっています。私は、LINEは許可状態に設定しました。

利用時間制限設定

インターネットタイマー設定
利用時間制限設定は、2種類設定でき、「インターネットタイマー」と「端末ロックタイマー」で、インターネットの閲覧時間を制限するものと、端末自身をロックしてゲームなどを時間制限することができます。
最近のゲームは、インターネットを利用するものが多いので、インターネットタイマーだけでもゲームを制限させることが可能です。
おすすめ設定〜その4〜位置情報表示
塾などで外出した子どもの帰りが遅い、友達と遊びに出たけど、今どこにいるの?買い物に出かけたら、迷子になった、なんてことありませんか?心配になりますよね。
そんなとき便利なのが、位置情報表示です。リアルタイムで今の場所はわからないのですが、定期的に子どものスマホの場所の履歴を地図と一緒に保存してくれる機能です。
地図として表示してくれるので、便利な機能です。
子どもの安全には必須の機能だと思います。

システム設定

位置情報履歴設定

利用状況確認

位置情報表示

位置情報履歴
位置情報を確認する前に、「位置検索設定」で検索時間を設定しておく必要があります。
位置検索機能は、子どもの位置を特定できるので、塾に通っている場合は、絶対利用したい機能です。
おすすめ設定〜その5〜 ブロック解除申請
最後に、おすすめする機能が、ブロック解除機能です。インターネットやアプリの利用でブロックされた時に、ブロックを解除依頼を登録したメールアドレスに解除申請することができるようになります。
勉強で調べ物をしていたりすると、見る必要なページなのにブロックされてしまうことがたまにあります。

システム設定

ブロック解除申請メール設定

ブロック解除申請

ブロック解除申請リスト
iフィルタがおすすめできないスマホ機種
おすすめしないスマホ
HUAWEI系のスマホはおすすめしません。
その理由は、主に次のようにiフィルタが無効になってしまう可能性があるためです。
- ホーム画面からiフィルタを削除できてしまう
- ウルトラ省電力機能でiフィルターが無効となってしまう
- スリープ解除時にiフィルタが無効となってしまう
HUAWEI | P20 lite, Mate10 pro, nova lite2, P10, P10 lite, P9 lite, P8 lite, honor9, honor8, LUMIERE, MediaPad M3 |
---|---|
オッポジャパン | Find X, R17 Neo, R15 Pro, R15 Neo |
LINEモバイルじゃなくてもおすすめ
ここでは、LINEモバイルでのiフィルターの使い方をご紹介してきました。でも、LINEモバイル以外でも有料になりますがiフィルターは使用可能です。
インストールや設定方法について、共通の部分も多いと思いますので、このページを参考にしてください。
特に、子どものスマホ使用の制限や管理、安全のためにiフィルタを使用する方は本当に増えてきています。
まとめ
iフィルターは、子どものスマホ使用の制限や管理、安全のために使用するのに一番良いフィルタリングアプリです。
特に、LINEモバイルなら無料で使用することができるので、初めて子どもにスマホを購入する方には、超おすすめです。
iフィルターのおすすめ機能は、システムの設定保護、ウェブフィルタリング、アプリ利用制限、インターネットタイマー、位置検索機能、ブロック解除申請を設定することをおすすめします。
iフィルターは、子どもの誕生日を設定するだけで、自動的に学年に応じた適切なフィルタリング強度に設定されるので、簡単に使い始めることができます。
子どものスマホ利用に於いて、安心、安全で、しかも楽しいスマホライフが送れることを願っています。