AmazonエコーPlusを購入して彼此1年になります。最近は、天気や音楽を聞くことくらいしか使っていません。
最初は、英語の応対が滑らかなので、英語の勉強にと思って購入したんです。
iPhoneのSiriのように最初は面白がって色々と試して見たり、遊んでみるんですが、やっぱりそのうち飽きちゃうと言うか、ボイスアシスタントってこんなもんかと。。。
結局、今では音楽を再生したり、天気を聞くことくらいしか使っていません。
英語の勉強アプリをダウンロードしてみるも、なんだか自分の好みに合わないので、なんなら自分で作ってみるか!となった訳です。
最初に思い描いていた英語の勉強のために、自分で英語勉強アプリを作って見ました。
と言っても、それ程高度なアプリではありません。プログラミング初心者やちょっとプログラムの経験があれば、みなさんでも作成可能です。
今回は、英単語学習アプリの概要を紹介し、プログラミングの準備を行なっていきます。
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英語勉強アプリ(スキル)の概要
ここで紹介するアプリ(アマゾンエコーではスキルと呼びます)は、英単語の勉強を目的とするもので、その単語の発音確認(発声と聞き取り)、単語の使い方をアレクサちゃんが教えてくれると言うものです。
目的:
英単語の発音、聞き取り、その単語の使い方の向上を目指します。
単語を暗記するためのスキルではないので、暗記するためには単語帳などもっと効率の良いものを使用する事をおすすめします。
アマゾンエコーの言語設定を「英語」モードにして、ネイティブが使用しているモードを使います。
具体的な動作:
具体的な動作内容を説明します。
1. アレクサが単語を発音
アレクサちゃんが、単語を発音します。そして、続けてアレクサちゃんが「繰り返して」と言う。
2. 自分がその単語の発音を発声する
次に、アレクサちゃんが発音した単語をユーザーが発音します。
3. アレクサがその発音の良否を判定する
上手く発音できないと、アレクサちゃんは、「良く分からないわ」と言って、再度発音してと言ってくる。
4. 単語の使い方の例文を挙げてくれる
無事、アレクサちゃんが理解してくれると、アレクサちゃんがその単語の使い方として、例文を読み上げてくれます。
ざっと、こんな感じです。
次回から実際にプログラミングを始めていきたいと思います。
プログラミングの準備
プログラミングに必要なものは、以下のものが必要になります。
amazon.comのアカウント
アマゾンのアカウントは、いつもアマゾンで購入するときに使うアカウントを持っていれば、それが使用できます。
Amazon Alexa Developerサイトにアクセスして、クラウド上でアマゾンエコーのスキルをプログラムすることになります。
ですが、初心者でもプログラムできるように工夫されていて、ユーザーフレンドリーになっています。恐ることはありません。
Web上で自分の作ったスキルを管理、作成することができるようになっています。
アマゾンアカウントの取得
アマゾンアカウント取得方法は、ほとんどの方が既に持っているかと思いますので、割愛します。
サーバーの準備
サーバーは、AWS(Amazon Web Service)を利用するか、一般のレンタルサーバー(httpsが必須)の2種類のどちらかを利用する必要があります。
AWS
アマゾンウェブサービス(AWS)は、アマゾンが提供しているクラウドサービスで、仮想サーバー等クラウドのサービスを提供するための各種コンピュータ群をサービスとして提供しています。
このAWSは、無料枠内での利用であれば、無料で利用することが可能になっています。
レンタルサーバー
もう一つの方法は、一般的なレンタルサーバーでもOKです。ただし、https化が必須です。
今回は、レンタルサーバーを使用していきたいと思います。理由は、AWSの仮想サーバーのセットアップが面倒くさそうだったというだけです。きっと、AWSを使う方が、アレクサちゃんの反応は早いと思います。
サーバーの選択
サーバーは、HTTPSが必須で、できれば無料で利用できるレンタルサーバーがいいな〜と思い、探しました。XREAというレンタルサーバーが無料プランがあり、しかもHTTPS化も無料です。
無料プランは制限があるので、ブログをやってみたい方やホームページを作成してみたい方は、有料のプランも充実していておすすめです。有料でも、格安プランがあり、初心者にとっては十分すぎるくらいのスペックになっています。
私が使っているXREAレンタルサーバーは、こちらから→ XREAレンタルサーバー
Xreaの無料アカウント作成
XREAでアカウントをセットアップすると、無料で.shopのドメインが付いてきます。1年間は無料で使用可能なドメインで、1年以降も継続して使用したい場合は、ドメイン料が掛かります。
.shopドメインなので、使用用途(オンラインショッピングなどを提供するサイトとか)が限られますので、使わないことも可能です。オンラインショッピングサイトじゃないといけないわけではありません。
今回は、.shopのドメインをそのまま利用しました。もともと、Alexaちゃんの英語勉強アプリのために開設したアカウントなので、ドメインも.shopであってもなんら問題ありません。
折角だから、今後ブログ用に使いたいとか、他の用途にも転用したい場合には、新しくドメイン(.comドメイン、格安ドメイン、日本語.comドメインとか)を取得しても良いかと思います。いずれにせよ、HTTPS化は必須になりますが、これから紹介する方法で無料でHTTPS化が可能なので、参考にしてください。
無料アカウントは、XREAホームページ右上に「無料アカウント作成」から始めます。
XREAホームページはこちら→ XREAレンタルサーバー
アカウントの作成手順
大まかなアカウント作成手順は、以下の順序で進めます。
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VALUE DOMAINユーザー登録

出典:XREAホームページ

VALUE DOMAINユーザー登録
XREAアカウントの作成

XREAアカウント作成
XREAのアカウント作成が完了すると、本登録完了通知が指定したメールアドレスに届きます。

本登録完了通知メール
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アカウントのログインと.shopドメイン設定
アカウント作成が完了すると、早速自分のアカウントにログインしてみます。ログイン先は、本登録完了通知メールに記載されていますので、XREAコントロールパネルのアドレス(https://cp.xrea.com/account/login/?garef=auto_email)にアクセスします。
作成した.shopドメインが設定されていると思います。無事下図のようにアカウントにログインできると、左端に設定タブが縦に並んでいます。
「ドメイン設定」をクリックすると、設定した.shopのドメインが確認できます。
注意:.shopドメインは、XREAアカウントを作成すると、自動的に作成されます。

ドメイン設定
次に、作成されている.shopドメインのHTTPS化を行います。
HTTPS化と言っても、無料でHTTPS化が可能です。
次のように、左端タブから「サイト設定」をクリックし、www.xxxx.shop側の工具マークをクリックします。

サイト設定
無料SSLを選択して、「サイト設定を変更する」をクリックして保存します。
ちなみに、MainとSub(.shopドメイン)のドメインが作成されていて、Sub側にしかSSLを設定できません。
これで、HTTPS化されます。ただし、HTTPS化されるまでしばらく時間が掛かります。だいたい1時間程度くらいでしょうか。
これで、レンタルサーバーの設定は完了です。
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パソコンの準備
プログラムをするので、やはりパソコンは必須です。プログラムに使用する言語はPythonという言語を使用します。
Pythonのインストール
特に、Pythonについての説明は他のサイトにお任せしますが、ポイントだけ説明していきます。
Pythonのインストールは、こちらから。Python 2.7のインストール
尚、Pythonのバージョンには、2.7や3.0がありますが、XREAではv2.7が動作確認できています。3.0のバージョンの動作は確認していません。
サーバーによっては、3.0では正しく動作しないものがあるようですので、より安定に動作する2.7がおすすめです。
FTPクライアント
これは、パソコンで作成したPythonコードをレンタルサーバーにアップロードするために、使用します。
このブログでは、FTPクライアントがインストールされている事を前提に説明しますので、インストールをおすすめいたします。
私が使用しているFTPクライアントは、「FileZilla」というFTPクライアントです。
FileZillaは、こちらからダンロードできます。→ FileZilla FTP クライアント
このFileZillaのホームページにアクセスすると、「クライアント」と「サーバー」がありますが、「クライアント」を選んでインストールします。

FileZillaインストール
以上で準備は完了です。
まとめ
次回から、実際にAlexaちゃんの英単語勉強スキル(アプリ)をプログラミングしていきたいと思います。
Pthonのプログラミングは、少々勉強は必要かもしれませんが、コピペだけで動作させることも可能なので、初心者の方も是非チャレンジしてみて欲しいですね。
全て無料で始められるので、Alexaスキルのプログラミングに是非触れてみてください。
次回までお楽しみ。