前回は、NUROを導入した際のスピードの実測や明細をご紹介しました。NUROの実際の費用、明細をご覧になりたい方は、以前の記事『あなたも異次元のスピードへ。NURO光の実測とその月額はいくら?』を参考にしてください。
私の場合、スピードはギガクラスを実現しました。
一方で、NUROを導入したけど、全然NUROのスピードが遅いという話しはよく聞きます。
折角、ギガクラスのスピードを手に入れたのですから数十メガbpsでは諦められないですよね。

そんなときに確認すべき事は3つです。
1つめは、ケーブル
ケーブルでスピードは変わらないと高を括ってはいけません。
NUROのスピードが遅い原因でケーブルが筆頭に挙げられます。
2つめは、スイッチングハブやルータ
3つめにパソコン
これらがスピードが遅い原因のTOP3です。
では、一つずつ見ていきましょう。
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1つめケーブルの種類
LANケーブルには、スピードにより5種類のカテゴリーに分けられており、このカテゴリーが低いとインターネットのスピードが出ないといった現象が発生します。
基本的には、どのカテゴリーのケーブルでもLANには使用できてしまうため厄介です。
カテゴリーの種類
カテゴリー | 通信速度 |
CAT5 | 100Mbps |
CAT5e | 1Gbps |
CAT6 | 1Gbps |
CAT7 | 10Gbps |
このように、ケーブルカテゴリーによって通信速度の仕様が異なっています。
CAT5は、通信速度が100メガbpsで、NUROの通信速度800-900メガbpsを考えるとかなり遅いとお分かりになると思います。
CAT5は、かなり古い仕様のケーブルなので、最近はCAT5eのケーブルが一般的ですが、昔から使っているケーブルの場合にはカテゴリーCAT5の可能性があります。
したがって、ケーブルは、CAT5e以降のケーブルであれば、NUROのスピードを存分に享受することが出来ます。
特にNUROを導入したけど、通信速度が上がらないという方は、確認みてる価値はあります。
ケーブルの見分け方
では、どのようにケーブルを見分けるのかご紹介します。
実は、ケーブルをよく見ると、カテゴリー名が印字されているます。最近では、CAT5e以上が一般的なので、CAT5である場合は交換を推奨します。
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実測
スピードの仕様は分かりましたが、実際にどれくらいスピードの差があるのでしょうか?実際に測定してみました。
テスト日時: 2017年5月30日 23:00頃
カテゴリー | 下り速度実測[Mbps] | 上り速度実測[Mbps] |
CAT5 | 93.95 | 94.08 |
CAT5e | 864.3 | 940 |
CAT5は、仕様通り100Mbps以下のスピードしか出ていません。光100メガbps時代では問題ありませんでしたが、NURO光のギガクラスでは、全く使い物になりません。CAT5e以降のケーブルにしましょう。
これで、NUROのスピードが遅いということはないのではないでしょうか?

ケーブルを使用する場所
ケーブルは、パソコンと光ONU(NURO光の光回線終端装置)の間をLAN接続する場合が多いですが、場合によってはルーターやハブを介する場合があります。
全てのケーブルをCAT5e以降にしないと意味がありません。全てのケーブルをCAT5e以降に変更しましょう。
2つめはスイッチングハブやルータ
こちらは、スイッチングハブやルータも、NUROのギガクラスのスピードを処理できるだけの性能があるハブやルーターが必要です。
10BASE-T/100BASE-TXでは、既に時代遅れです。1000BASE-TX、俗にいうギガビットイーサという規格のLANが必要です。
3つめはパソコン
パソコンの有線LANの仕様もハブやルータと同様に、1000BASE-TXギガビットイーサーという仕様が必要です。最近のパソコンではギガビットイーサがサポートされているパソコンが多いです。
無線LANしか搭載されていないノートブックPCも多く見かけますが、有線LANが使用できるPCはギガビットイーサ(1000BASE-TX)が使用できるPCがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ケーブルで通信速度がかなり遅くなってしまう可能性があります。実測で確認することができました。通信速度が出ないといった場合には、ケーブルが原因であることが多いので是非確認してみて下さい。
NUROのギガクラスのスピードを実現するには、ルーターやハブ、PCの有線LAN規格も全ての機器で、1000BASE-TX(ギガビットイーサ)が搭載されている必要があります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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