投資って何が一番儲かるのか?
最近、会社の退職金が「確定拠出年金」というややこしい制度に変わって、何やら自分で資産を運用しなければならないらしい。。。
資産を運用したい人や、ボーナスが思ったより入ったけど株って儲かるの?FXって儲かるの?って思っている人は多いのではないしょうか。
何が儲かるのか?って思っている人や、老後のために今から投資して資産を増やしたいって人もいるかと思います。
そんな人のために、今回の記事は是非参考にして欲しい。
でも、予め言っとくけど、絶対ってのはない!というとこだけは言っておきます。
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ローリスク派のあなた
最もリスクが低い投資って、銀行の預金???
銀行に預金、つまり貯金しておくことが一番堅実じゃないの?
だって、株のように負けてお金が減っていくことはないじゃん?
そうですよね。銀行にお金を預けておけば安全だし、投資や賭け事をしているわけではないから、お金は減らないですよね。
でも、考えてみてください。
確かに、投資や賭け事をしているわけではなく、お金をただ預けているだけです。でも、預けたお金を引き出す時、大抵の場合ATMで手数料が引かれてします。
銀行の預金では、ATM手数料が100円くらいです。もちろん、預金している銀行のATMなら無料ですが、急いでいる時なんかはコンビニのATMを使うことってないですか?
この手数料がバカにならないんです。だって、銀行に貯金しても今やゼロ金利やマイナス金利です。マイナス金利といっても金利が逆に引かれるってことはありませんでしたが、それでも金利は限りなくゼロに近いんです。

引用:みずほ銀行 普通預金金利 https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html

引用:みずほ銀行 定期預金金利 https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html

引用:みずほ銀行 期日指定預金金利 https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html
参考:みずほ銀行 総合口座 円預金金利
https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html#chochiku
例えば、みずほ銀行だと、期日指定定期や据置型定期預金で、0.01%です。普通預金だとなんと0.001%です。1000万円1年間預けても100円です。定期預金でも1000円です。
もう、金利が低すぎて目眩がします。。。
ATMでの引き出し手数料が100円って、1万円を引き出すだけで、それだけで1%ですよ。しかも、1年での話じゃありません。一回利用するだけで1%取られるわけです。
1%ですよ。預金の場合は1年預けても0.01%なのにですよ。預金金利よりも1000倍も高い手数料です。
銀行を利用している人全員から徴収しているわけですから、銀行は儲かっていますよね。
ま、高い銀行員のお給料を払わないといけないですからね。このぐらい取らないとやっていけないのでしょう。。。
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もっと安全な貯金方法がある!?

安全な貯金
実を言うと、銀行よりもっともリスクが低い、安全な貯金、というか投資があります。
それが、日本国債を買うこと!
え?国債?って。。。それって、危ないんじゃない?
そう思っている人もいると思います。
だって、いまや日本の借金は1000兆円を超えていて、その借金を日本国債いわゆる国民からの借金で政府は借金を返している状態なんでしょ?そのうち、借金が返せませんってことになるんじゃない?って思いますよね。
ギリシャの金融危機もギリシャの国債が暴落したじゃないか。。。と思っている人がいるのも当然です。
日本の場合は、ちょっと状況がギリシャとは異なっています。政府の借金はどうにかしてもらわないといけませんが、日本の国債は大丈夫なんです。
国債を買っている人は、そのほとんどが日本国民や日本の金融機関や保険会社、今では日銀も大量に保有しています。つまり、借金しているお金は日本円なわけです。
ならば、お金がないなら日銀がお金を刷って、そのお金で国債の借金を返済すればいいわけです。一杯お金を刷りすぎるとインフレになる可能性もあるけど、そもそも日本はデフレから脱却できない状況なので、まったく問題ないんです。
一方、ギリシャの国債は、そのほとんどが外国が保有しているんです。そして、ギリシャはEU加盟国なので、その借金もユーロ建てで借金しています。日本の様にお金がないからといって、一杯ユーロを刷って借金を返済できないんです。通貨ユーロはECBが管理しているので、ギリシャ政府はユーロ紙幣を勝手に刷って作ることができないので、現金化できるような金融資産を売っぱらう必要があります。
だから、お金がなくなると、どうしようもなくなってしまうんです。
だから、日本の国債が暴落して紙切れになるときは、日本が滅亡するときですよ。
銀行はつぶれることがあるかもしれませんが、日本が崩壊してしまう可能性はまだありません。少なくても今生きている我々の時代で起こる可能性は無いに等しいです。
なので、最もリスクが低い貯金、投資は、国債を買うことなんです。
さらに国債は期日まで保有することで、必ず利子がもらえます。しかも、普通金利より大きい金利がついています。0.1%〜0.5%程度。
参考:財務省 個人向け国債ページ https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/index.html
途中で解約することもできますが、その場合はペナルティとして直前2回分の利子を支払う必要があります。貯金目的の場合は国債の価格が上がった、下がったで一喜一憂して解約することはおすすめしません。貯金目的ですから、一度買ったら最後まで保有するだけで、必ず償還金(日本が崩壊しなければ)が貰えます。
リスクが比較的高めだけど安定した資産運用をしたい人

通貨紙幣
FXは長期がおすすめ
次に、貯金目的というよりは、投資をして国債よりもリターンがあるものに挑戦してみたいと思う人もいるでしょう。
例えば、FX(外国為替取引)や株です。
短期的にFXと株で儲けたいと思っている人は、「投資」というより「投機」です。
FXで負ける人は、株でも負けると思いますし、FXで勝つ人は、株でも勝ちます。
勝つ負けるという点では、これらは同じなんです。いわゆる、「投機」目的ということです。
「投機」とは、
投機(とうき)とは、短期的な価格変動の目論見から、利ざやを得ようとする行為。もともとは禅の仏教用語であり、師弟の心機が投合することを言う。投機を表す英語: Speculationには、思索・推測の意味が含まれている。
マネーゲーム(money game)の一種[1][2]とも言われ、ギャンブルに含まれる場合がある[3]。
一般には、「投機」と言う言葉は投資と対義語のように扱われ、否定的に語られる(たとえば債券関係の格付けで、元本が返済されないリスクが高い=金利の高いものを「投機的」レベルという[4])。
出典:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/投機
「投機」は「投資」と同じように使われる場合もありますが、本質的にはリスクが高い取引のことを言っていて、いわばギャンブルに近い言葉です。
FXは、ゼロサムゲーム
FXは、今では色々な通過ペアが売買可能になっていて、「レバレッジ」というシステムで、少ない投資資金(証拠金)でより大きな投資ができます。この「レバレッジ」というシステムによって、短期的に少ない証拠金でも多額の通貨を売買でき、大きく儲けることができるため、たくさんの個人投資家が市場に参加して簡単に儲けようと試みています。
このFXは、誰がが買うと誰かが売ります。誰かが儲けると、必ずだれかが損をしています。これを「ゼロサム」といって、プラスマイナスゼロってことです。
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必ず勝つ勝者がいる!?
そして、誰かが勝つ人の中に、必ず勝つ人が存在します!
それが、「スプレッド」という、いわば手数料のようなもので、FX取引業者がこのスプレッドを受け取ります。
「スプレッド」とは、買い付け価格と売りの価格差です。通常、売りたい人の価格と買いたい人の価格は同じになるはずですが、その取引手数料として、価格差という形で一回取引する度に取引業者はこのスプレッドを受け取ります。
当然、このスプレッドは、業者の手数料ですから、業者ごとにスプレッド価格が異なります。
FX取引業者は、このスプレッドを取引ごとに受け取れるため、市場参加者にたくさん取引してもらいたいわけです。
だから、絶対勝つ勝者は、FX取引業者ってわけです。
ま〜あれですよ。アメリカがゴールドラッシュで金の採掘が流行ったときに、一番儲けた人は金を採掘する道具、つまりツルハシを売っていた人という話と同じです。
FXで取引をすればするほど、FX取引業者にスプレッドという形でその分リターンから搾取されているんです。
FXで儲けたいなら、できるだけ取引回数を少なくして、手数料を限りなく少なくしなければいけないわけです。
FXで短期取引をするな!!
FXで短期取引をすると、必然的に取引回数が多くなります。
仕事をしている人で、帰宅後にロンドン時間を利用して平均5回取引(売りとその買い戻しで1セットとします)をしたとします。
そして、例えば、ポンド円(値動きが大きいので多くの投資家が短期取引でポンドを好みます)のスプレッドが、3銭だとします。
1日の合計スプレッドが、3銭 x 5= 15銭
取引が10,000通貨単位の場合は、10,000x15銭=1,500円!!
1日で、1500円も手数料を払っているのと同じなんです。
ポンド円の場合には、通貨を買った場合、3銭程度の値動きは軽く動くので、手数料を払っている感覚はありません。ですが、実際払っているんです。例えば、売って直後にすぐ買い戻すと、スプレッドが3銭の場合には買い戻し価格は3銭高いので、3銭分損をします。
価格が値上がりしようが値下がりしようが、必ず3銭のスプレッドを払わされているんです。
これが、1ヶ月だと、1,500x 20日=30,000円!!
驚愕の3万円にもなります。
もっとお金を動かしている人(10万通貨単位とか)は、その10倍の30万円にもなります。
いいですか。これだけのお金をあなたのリターンから搾取されているということなんですよ。
FX取引は、短期じゃなく、長期取引!!
リターン(収益)を得るには、できるだけこの手数料を少なくする必要があるんです。
では、我々に何ができるのか?
それは、取引回数を少なくすること、そして、スプレッドが小さい通貨で取引すること、スプレッドが小さい業者を選ぶことです。
取引回数を少なくする取引手法を公開
まず、超長期間10〜20年程度のスパンで、その通貨の値動きがどのくらいの幅で動いているかみます。
そして、ボリンジャーバンド(設定期間は100程度)で、+/-1σと+/-2σの間に来たときに、逆張りでエントリーするだけです。
あとは、+/-1σの範囲にかならず落ち着いてくるので、利が乗ったときに利食いを行えばいいだけです。
ここで、重要なことは、短期的な値動きに一喜一憂しないこと。時間を味方につけて、利益が生まれたときに利食いするということです。決して、含み損が大きくなったからといって、損切りしないことです。レバレッジはできる限り低くすること、つまり、証拠金はロスカットされないように十分余裕をもって準備することが大切です。
統計学的には、68%の確率で+/-1σ以内に収まるということが分かっているので、あとは時間を味方につけて取引するだけです。

ドル円ボリンジャーバンド
参考:ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドは、相場の振れ幅(ボラティリティ)を一定期間の価格データから測定し、統計学的な観点から価格の変動範囲を予測してチャート上に表示するテクニカル指標です。
1σ(シグマ=標準偏差)の値は、基データの散らばり具合が、平均値を中心にプラスマイナスへ均等に分布している正規分布である場合、平均値プラスマイナス1σの範囲内に約68%の基データが収まることを意味します。平均値を中心に徐々に範囲を広げていって、基データの約68%が収まる範囲のプラス側、マイナス側どちらか片側の平均値からの距離と言ってもよいでしょう。
標準偏差は、基データが大きく散らばっていれば値が大きくなりますし、基データの散らばりが狭い範囲に限定されていれば値は小さくなります。
平均値を中心に標準偏差を2倍したプラスマイナス2σの範囲には、基データの約95%が収まり、標準偏差を3倍した3σの範囲は、基データの約99%が収まる範囲となります。
引用:FXブロードネット https://www.fxbroadnet.com/tech/technicalchart/tech04.jsp
確率的に、戻ってこないこともあるんじゃないって思うでしょ?でも、通貨って、その国の情勢や政策などのファンダメンタルに左右されるんです。必ずってないけど、例えばドル円が130円になる確率だって確かにありますし、それ以上になることだってあるかもしれない。
でも、そんなドル高や円安が進んでしまうと、米国や日本の経済がおかしくなるんです。日本にとってみると、輸出企業はウハウハですが、輸入企業はどんどん潰れてしまうし、アメリカだって同じことが言えるわけです。
だから、アメリカのFRBや日本の日銀は、そうならないように金融政策を打ちます。そのため、一方的に通貨高や通貨安が進みすぎることがない様になっているんです。
これは、長期的な視点でみて初めて言えることなので、短期取引ではなく、長期取引で長い目でみて取引することを絶対おすすめします。
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スプレッドが小さい通貨
そして、手数料を下げる手法として、スプレッドが小さい通貨で取引することです。
代表格が、ドル円です。
ドル円のスプレッドは、0.3銭や場合によってはもっと低い業者もあります。
最近では、ユーロ円やポンド円、オーストラリア円も低くなってきています。
取引コスト(スプレッド)が小さい業者おすすめ
LIGHT FX

【LIGHT FX】

長い間ポジションを保有していると、この金利もバカにならず結構たまります。
たとえば、トルコ円を10,000通貨を保有した場合に、1ヶ月約3500円ですから、1年保有すると42,000円にもなります。だから、スワップポイントが高い業者を選ぶことがポイントです。
DMM FX

DMM FX

ドル円などの取引コスト(スプレッド)が0.3銭と低いことはもちろん、DMM FXは各種取引手数料、出金手数料やクイック入金手数料もぜ〜〜んぶゼロなんです。
あと、長期取引する上で、取引できる通貨ペアの数が重要です。さらに、業界最高水準のスプレッドが通貨ペア20もサポートされているので、取引の柔軟性が高まります。
やはり、取引できる通貨が多ければ多いほど、さらにスプレッドがドル円だけではなく他の通貨ペアも低いのは素直に嬉しいですね。
おすすめは株式投資
これに対して、株式投資は、基本的にはFXと変わりませんが、少し性質の異なる部分があります。
それは、
1)株式は会社が発行している点、
2)業績が良ければ配当がある点、
3)株式優待という形でその会社の株主としての特典を得ることができる点です。
長く保有すれば、株主優待という特典を毎年通常2回も得られるし、FXに比べ株式保有の満足感があります。
という訳で、株式投資がおすすめですね。
でも、手数料という面では、FXも株式投資も変わりません。
FXと同じように、短期投資で売り買いを多く行うと、取引ごとの手数料を払わなければいけないので、取引を多くする人ほど、株式取引に対するリターンを少なくしているわけです。
結局、どの投資にしろ手数料が投資の収益を低くしてしまうという事実!
FXにしろ、株にしろ、国債にしろ、なんでも金融取引を行うときには、どんな形であれ手数料が必要で、これが収益を低くする一因だといゆことが分かったと思います。特に、取引回数が多くなりがちなFXでは顕著です。
じゃ、結局、投資はダメじゃん!と言いたくなるけど、そうでもありません。
手数料を低くすればいいだけなんです。
じゃ、どうやって手数料を低くするのか?
手数料やスプレッドを極力払わないこと
銀行の手数料は高い
基本的には、銀行とかで宣伝している株式投信とか外貨預金は論外ですね。
広告宣伝費や経費などが入っているので、そもそも手数料や外貨預金では取引スプレッドが桁違いに高いわけです。
おすすめと言っても年利の実績が安定していないし、銀行に都合のいいものしか売ってきません。
銀行でおすすめしている株式投信は、絶対手を出してはいけない筆頭です!!
ネット証券の手数料が安い!!
手数料が低いものの代表がネット証券です。銀行などに比べて人件費が低く、手数料が低いんです。
それに、「株式投信」のラインナップが豊富なので、自分の好みにあった「株式投信」を選ぶことができます。
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投資信託がおすすめ
「投資信託」とは、プロが代わって株式に投資してくれるというもので、基本的には「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という投資信託があります。
「アクティブファンド」は、株のプロフェッショナルの人が代わりに投資してくれるもので、株式の銘柄や売買のタイミングまでプロが行ってくれるので安心です。
これに対して、「インデックスファンド」は、日経平均やNYダウなどの株式指標と同じ値動きになるように作られた株式投信をいいます。
これら日経平均やNYダウの株式指標を「インデックス」といって、このインデックスに連動型した株式投信ということですね。
インデックスファンドは、組み込まれている株式銘柄すべての株式を少しずつ持っているのと同じなんです。つまり、それだけリスクを分散できていると言えるんです。ある会社の株が落ちても、その他の会社の株が上がっていれば、大きく負けることはないということですね。
インデックス連動型が良いらしい。
「アクティブファンド」の実績は、大きく稼ぐときもありますが、逆にマイナスに振れるときも大きい、つまり収益の振れ幅が大きいってことです。
実は、年間を通じたトータルの収益では、「アクティブファンド」のパフォーマンスは、「インデックスファンド」を超えたことがないという事実があります。
これは、偏に、積極的に投信ポートフォリオの組み替えが頻繁なことと、プロが代わりに株式取引を行うが故にプロの人件費が高いので、その経費、手数料(信託報酬)が高いからに他ならないんです。
既に、説明しましたが、これら株式取引手数料やプロの人件費などが、結局、収益を押し下げてしまうためインデックスファンドには勝てないんです。
一方、「インデックスファンド」は、プロの取引手法とか関係なく、株式指標であるインデックスに連動して、半ば半自動的に取引を行うので、取引コスト(信託報酬)がものすごく低いことが挙げられます。
だから、信託報酬が安い「インデックスファンド」が超おすすめです。というか、これ以外の投信はしない方がいいんです。
どの投資信託がおすすめなのか
既に述べたように、基本は「インデックスファンド」型の投資信託を選ぶことを超おすすめします。
では、どんなインデックスファンドがいいか見てみましょう。わたしの超おすすめを紹介します。
米株のS&P500のインデックス投信
150年間上がり続けているインデックスファンドが存在します。それが、S&P500です。
かのウォーレン・バフェット氏も彼の妻にS&P500に投資しろと言ったのは有名です。

過去150年間のS&P500実績
なんと驚くべきことに、150年上がり続けています。途中、リーマンショックなどで大きく暴落をしているところもありますが、基本的には右肩上がりで成長を続けています。
NYダウは、アメリカの主要企業30社を組み入れていますが、S&P500は、その名の通り500社を組み入れています。
かなりの会社の株式を組み入れているので、アメリカ経済そのものを示しているような指標ですよね。
アメリカの経済は、150年間成長しているということと、これからも成長することが期待されます。
アメリカの株式市場を構成する上場企業500社、つまりアメリカ経済そのものに近い市場がもたらす総収益と、この市場に参加している投資家が得られる総収益と同じになるはずだけど、投資家が得られる額は取引業社に支払う手数料分だけ差し引いた額になってしまうんです。
だから、アクティブファンドは、インデックスファンドに勝てないんです。
事実、インデックス連動型の成績は、プロが選んだ株銘柄の投信よりも成績が良く、この100年利回り成績では負けなし。(あっ、年利回りがマイナスの時もありますが、)
投資結果でみる収益は、100年トータルでみると、なんと1ドルでスタートした場合1000ドルにもなっている計算です。
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複利の威力
この1ドルが1000ドルになる魔法は、毎年S&P500の企業が生み出す利益や配当などの収益を長期間に亘って複利運用することで、複利収益が得られるということなんです。
この配当を分配金として払い戻さず、再度投資資金に充てるインデックスファンドが多いんです。
そうすると、ある期間の配当収益が翌年以降その収益に対しても、複利による配当収益をもたらしてくれるってことです。
日本株では、TOPIX連動型が良い
日本株も同じようにインデックスファンドがあり、特にTOPIXは、東証1部で構成される銘柄(約2000社)すべてを組み入れています。
そのため、TOPIX連動型インデックスファンドを購入すると、東証1部銘柄すべての株式を少しづつ購入しているのと同じです。
NISAで非課税枠を利用する
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
引用:金融庁 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
つまり、NISAという口座で一定額までの範囲で投資した場合、その売却益や配当などの収益に対する税金が非課税というもの。

引用:金融庁 売却した場合https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

引用:金融庁 配当益がでた場合https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

引用:金融庁 複数年の投資https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html
毎年120万円までの投資枠があって、非課税期間は5年間。5年間合計 = 5x120万円=600万円までの投資が非課税で投資が可能です。
投資をするなら、使わなきゃ損ですよ。
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つみたてNISAってのもある
貯蓄目的なら、「つみたてNISA」がベストです。
なんと、非課税期間は20年です。その代わり、毎年の投資上限額が40万円とひかえ目になっています。
毎月のつみたて額が、3万円程度ってことなんでしょうね。ま、一般的には、1〜3万円くらいのつみたてが多いと思うので、ちょうどいい感じです。
この「つみたてNISA」は、2018年1月からスタートしている新しい非課税制度で、つみたてという性質から基本的には投資信託に限られています。
長期投資で勝つ方法をご紹介しましたが、この戦略を行うにあたって「つみたてNISA」は正に打って付けの非課税制度です。
もし、貯金する目的で投資を始めるなら「つみたてNISA」が超おすすめです。
おすすめ証券会社
おすすめの証券会社を紹介します。
「NISA」や「つみたてNISA」を始めることができて、手数料も極力安いところを厳選してみました。
私は、「GMOクリック証券」を使っています。
理由は、やはり取引コストが安いことと、取引額が大きいことですね。あと、株式市場などの情報が豊富で、分析ツールが充実しているためです。
GMOクリック証券
ライブスター証券
松井証券
楽天証券
まとめ
最後まで、お付き合いありがとうございます。
結局、長い間、投資を続けてきてわかったことは、FXは短期取引では絶対勝てないということ。
そりゃそうですよね?海外では超高速取引マシンを使っていたり、短期で取引するとどうしても取引コストが嵩んで結局儲けが少ないってことになるんです。
お金を儲けることは簡単だが、短期では難しいと言われています。時間を味方につけて、腰を据えて長期投資で資産を増やして行きましょう。
そのためには、日本株は「TOPIX」、米国株は「S&P500」に連動した株式投信「インデックスファンド」に投資することで、将来の資産が増えていることを願います。
でも、絶対はありえませんけどね。